風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2020-11-21から1日間の記事一覧

いたう

春香白く結べど解け花びら散りゆくそのままに遠い夢のその姿褪せた葉はらりと秋路に落ちた 儚く揺れる青空の麓に滲む指先 滲む心(うら)からん ころん駆け上がりからん ころん一つ 遠い音