風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

OAO

赤ん坊みたいに泣きたい
高い空の上まで
辿り着けない楽園を
見破ったまま想いに耽る
瞑った目
誰の目も見えていない逸らした目
弓なりに視線は飛ぶ
窓だけが沢山浮かぶ

忘れてるわけじゃないけど
出来なくなって思い出せない
何時か僕は笑い方だって
忘れる日がくるんだろうか

赤ん坊みたいに泣きたい
高い空の上まで
ただただ青い空の上まで
遠くも近くも無くなった
楽園へ癇癪みたいにさ