風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

詩_018

大切な事ほど 離れれば離れるほどに
僕の瞳には色鮮やかに映る
当たり前な程 近くにありすぎて
その尊さに 今まで気が付かなかったんだ
遠く離れて初めて気が付いたなんて バカみたいだよね

真っ暗な今に一人佇んでは
ぽつり ぽつりと 振り返っている
過ぎてゆく時に 僕はまた同じ過ちを繰り返すだろうか

さよなら
もう戻ってはこない時間 場所 思い

夢さえ語れず ただ嘆いている
窓辺から見る空
何も無くても日は昇り雲は流れてく

僕は まだ今日も生きている
僕は まだ生きていない