風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2007-02-27から1日間の記事一覧

シースルーライン

目を覚ましたらそこは 私の良く知ってる路だった 失った恋の数と 愛の数を足して二で割っても 割れてしまったワイングラスには足りないの ふらつく足で世空の道を仰げば そこには捨てられた真鍮製の時計の秒針や 割れたグラスの欠片達 訳の分からないガラス…

万有色どり機械式

薄暗い部屋の中で白く浮かぶのは コピーされた幻や夢の煙 がしゃんがしゃんと増やされて 欲しい人の手に渡される 少年は椅子に座らされ 頭に機械を取り付けられて 他人を補うための夢を生み出す 囚われの夢の中もみくちゃにされて 無理矢理にでも引き出され…

赤い星

つまらない地上から飛び立つために 背中に羽をはやさなければね それが例えグロデスクな蝶々の羽でも ここから逃げられるのならそれでいい 寂れた商業ビルの屋上から つま先立ちで満天の夜空に飛び立つの 斑の羽は頼りなくても じりじりと空の先っぽを目指し…

開封

間が空きましたが、開封した方々達の紹介~。 本当はちゃんと一個ずつレビュすれば良いのですが、全部今更な方々だしねぁ(--; なので、かる~く、うす~く書きます(蹴 そして毎度の事ですが、長くてグダグダなので、先に誤っておきます(マテコラ さて。 ほいっと…