風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2012-06-28から1日間の記事一覧

コ○○の○○遣い

高いトコから飛び降りる 地面にぶつかる合間に どれだけ言葉を吐けるだろう? 命短し恋せよ若人 牛の様な目をして生きたい 穏やかで聡明で思慮深い目をして 最後は肉塊に成り果てて 誰かのお口に入るとしても 甘い苦い 香りだけ ドタンバタン 追い掛ける 手…

そらみ

空を見る 遠く雲の先 青い星の輪郭を越えて 宇宙を見る 月を見る 眩しい程近く 視線はやがて加速して 月の裏っ側を越え 白い星の靄 銀の河を見る 宙(ソラ)の先を見通して 心はぽっかり空っぽで 暗い宇宙の只中に ふわふわふわふわ 漂いながら それでもただ遠く…