風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2016-04-10から1日間の記事一覧

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小蟲の羽音 羽化の色 殻に叩きつける蛹の音 巡り廻る 思いの残響 伸ばした蔓草 舞台の上で 響き渡る多脚の足音 百足の叫び 真っ白な雲の上 溢れた水の空洞の 沫に変わって すれ違う 籠った音が 解き放たれるのかな 力を伴って 指先の空から落ちて 押し付けら…