風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2018-01-27から1日間の記事一覧

gradation

並んだ小さいビルの影 青鈍色に道を作っていく 街の間を流れる空気が 冷たく頬を撫でる アスファルトの匂い 誰かの働く音 他人の家の匂い 晴れても 曇りでもない空 路地にお日様が沈んでいく 今は自分で決められる事なのに なんだか家に帰らなきゃいけないっ…