風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2018-10-29から1日間の記事一覧

君を忘れる 月見の夜の出会いと別れの一齣 青鈍色の窓辺の下で 並んだ試験管の中を 赤い液体がゆったり いったりきたりしながら 未来と過去を織り交ぜた 薄紅色の光を僕の頬へと写して 消え入りながら 君と呼ばれる全ての何かを 何処かへ何処かへ 誘って 行…