風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

2019-09-19から1日間の記事一覧

ぐらで

在り来たりな影の容遅れた季節の名残色濃く溢れ出してやがて晩夏の世界に溶け出ていく トタントタン電車の音遠くへ遠くへ思いを馳せる ここでない場所今ではない時間遠くへ遠くへトタントタン 心の中のほとぼりはあの日のまま という訳じゃないけれど思い出…