気まぐれな空を見つめて 返す言葉も見つからないまま いつのまにか花は散ってしまったの 窓越しに雨を見つめながら 私は新しい傷跡をなぞる 十月の夜は冷たくて 何げない振りがよけいに悲しい
貴男のくれた赤い風船 気持ちを込めて空気を入れている時は わくわくして幸せ だけど それ以上空気が入らないってわかったら 何故かしら途端に冷めてしまうの さっさと口を縛って 手を離して飛ばしてしまおうかな 今度は自分で新しい風船を見つけに行くから
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