風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

マヨイ


30分の環境の変化
顔を照らした文字の光はまるで
窓の外遠く揺れるモラトリアムの丘
アンビエントの意味なんて
切り取られた舌先三寸の
選択肢

見えない夜に
消えては現れる
その事実だけ
思い描いて

迷子の子猫は逆さに歩く
逆さに歩いても
子猫は子猫さ

居心地悪く
天井を眺めた