2019-09-05 NeN NeN #詩 詩・散文詩(最近) 不燃物みたいな消し炭の 面影ばかりの迷惑さ 吐き出す息は黒々と 透明な質量と体積の 身体に纏わりつく四方の壁 瘡蓋剥がれたその下は 前より固くなったとさ そうして広がる足跡は 円を描いて塗り潰し 眠り眠れよ 仮想の君は戦いの終わりに欠伸を一つ 騎士は錆び付き薄笑いそれでも踊る孤独の陰で