風見鶏テキスト

たまに思い出した様に散文詩を書きます。

すいちる


わかりきった時間
ワタシだけの時間
呼び水になるのは
他人の互換
どこまででも近く
寄り添うなら道理
何時まで待ってても
働かない慟哭

すい すい
待ちわびる 人の海
少しばかりの 目覚め
薄目を開けた 薄暮の日

エネルギッシュに輝く
太陽は東雲
遠くから見てる 笑ってるけれど
他所にやってよ 眩しいだけの
五月蠅いだけの 塊りなんだったら
飾りなんだったら

わかりきった時間
ワタシだけの時間
呼び水になるのは
すい すい

紙屑みたいに考えを潰して
頭から追い出し
何も無い顔して
何時何時出やる
溢れかえるまで

働かない慟哭
動かない瞠目

何時何時出やる
何時何時出やるは
目覚めぬままの
赤子と笑う